ステランティス、過去4年にイタリアで1万人削減＝労組

９月２９日、イタリア労働総同盟（ＣＧＩＬ）に属する金属労働者連盟（ＦＩＯＭ）は自動車大手ステランティスが過去４年にイタリアで１万人近い人員を削減したほか、バンや小型トラックを含めた自動車生産台数が２００４年以降で半減したと明らかにした。写真はステランティスのイタリア工場。昨年１０月撮影（２０２５年　ロイター/Remo Casilli）

[ミラノ ２９日 ロイター] - イタリア労働総同盟（ＣＧＩＬ）に属する金属労働者連盟（ＦＩＯＭ）は２９日、自動車大手ステランティスが過去４年にイタリアで１万人近い人員を削減したほか、バンや小型トラックを含めた自動車生産台数が２００４年以降で半減したと明らかにした。

ＦＩＯＭがステランティスについてまとめたリポートによると、イタリアの従業員数は２０年末時点で３万７２８８人だったが、２４年末時点には２万７６３２人に減少した。自動車生産台数は０４年から２４年にかけて、１００万台前後から４８万台未満に落ち込んだ。

新車需要が低迷する中、ステランティスはイタリア国内と欧州域内の双方で市場シェアを着実に失っている。イタリアでは昨年３０％を割り込んだとされる。

ステランティスのコメントは得られていない。