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中国人民銀、香港で人民元建て債券の支援強化へ=副総裁

2025年09月25日(木)14時20分

 9月25日、中国人民銀行(中央銀行)の鄒瀾副総裁は、香港における人民元建て債券の発展を支援し、人民元の国際的な利用を加速させるため、さらなる措置を講じると発表した。写真は中国人民元の紙幣。2022年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[上海/香港 25日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の鄒瀾副総裁は25日、香港における人民元建て債券の発展を支援し、人民元の国際的な利用を加速させるため、さらなる措置を講じると発表した。

香港の金融規制当局が共催したフォーラムで発言し、人民元建て債券の活用効率を高めるため、海外機関によるレポ取引を人民銀が支援する方針を示した。

「中国債券市場の国際的な影響力と魅力は近年大幅に高まっている」と述べ、「投資ポートフォリオにおいて、人民元建て債はリスク回避の観点から高い分散効果をもたらす」と指摘した。

また金利リスクの管理を後押しするため、スワップコネクトのマーケットメーカー数を拡充し、監督・管理を強化する考えを示した。ネットベースの1日当たり取引限度額は200億元から450億元(63億ドル)に引き上げる。

さらに香港市場における信用力の高いオフショア人民元資産の供給を増やし、人民元建て国債先物取引の開始に向けた準備を加速させると表明した。

ロイター
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