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テザー、最大200億ドルの資金調達に向け協議=ブルームバーグ

2025年09月24日(水)09時17分

米ブルームバーグは9月23日、エルサルバドルに本拠を置く世界最大のステーブルコイン発行企業、テザーが最大200億ドルの資金調達に向けて投資家と協議を進めていると報じた。8日撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[23日 ロイター] - 米ブルームバーグは23日、エルサルバドルに本拠を置く世界最大のステーブルコイン発行企業、テザーが最大200億ドルの資金調達に向けて投資家と協議を進めていると報じた。実現すればテザーの企業価値は5000億ドル程度に達する可能性がある。

情報筋によると、テザーは私募を通じて150億―200億ドルを調達し、発行済み株式の約3%に相当する株式の売却を検討している。ただ、これらの金額は上限目標であり、最終的な資金調達額は大幅に下回る可能性もある。

協議は初期段階にあり、投資条件の詳細は変更されることがあるという。主幹事は米投資銀行キャンターフィッツジェラルドが務めていると報じられた。

テザーはロイターのコメント要請に即座には応じなかった。

暗号資産(仮想通貨)情報サイト「コインゲッコー」のデータによると、テザーの米ドル建てステーブルコイン「USDT」の時価総額は約1730億ドル。

トランプ米大統領が暗号資産を推進する政策を打ち出していることを追い風に、テザーは今年8月に米国での事業拡大に向けて元ホワイトハウス暗号資産評議会責任者のボー・ハインズ氏を戦略顧問に任命した。

テザーは最近、米国居住者向けに設計されたステーブルコイン「USAT」を年内に導入する計画を発表した。

ロイター
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