FRBに追加利下げ余地=米シカゴ連銀総裁

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は23日、インフレが鈍化すれば、連邦準備理事会(FRB)に一定の利下げ余地が生まれるという認識を示した。2022年6月撮影(2025年 ロイター/Sarah Silbiger/File Photo)
[23日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は23日、インフレが鈍化すれば、連邦準備理事会(FRB)に一定の利下げ余地が生まれるという認識を示した。
グールスビー総裁はCNBCとのインタビューで「足元のスタグフレーションの埃を取り払うことができれば、金利は最終的に緩やかなペースで、かなり引き下げられるだろう」と語った。
中立金利は現行の水準を1─1.25%ポイント下回るという認識を示した上で、「インフレが2%となれば、金利は3%近辺に落ち着く可能性があり、私はその水準を目安として満足に感じている」とした。
現行の政策については「幾分引き締め的と考える」と述べた。
インフレリスクは依然存在すると指摘しつつも、労働市場の減速にも留意し、利下げについては「過度に積極的になることには幾分注意を払う必要がある」という認識を示した。