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紫金黄金国際、32億ドル規模のIPO 香港で今年最大に

2025年09月19日(金)11時28分

 中国の紫金鉱業の100%子会社である紫金黄金国際は、香港で今年最大となる249億8000万香港ドルのIPOを目指している。19日に目論見書が公表された。カナダ・トロントで3月撮影(2025年 ロイター/Carlos Osorio)

[19日 ロイター] - 中国の紫金鉱業の100%子会社である紫金黄金国際は、香港で今年最大となる249億8000万香港ドル(32億1000万ドル)の新規株式公開(IPO)を目指している。19日に目論見書が公表された。

紫金黄金は1株71.59香港ドルで3億4900万株を公開。29日に取引が開始される。企業価値は241億ドルになる。

低金利環境や先行き不透明な時期に好パフォーマンスを発揮する傾向がある金は今年に入ってから39%近く上昇している。

紫金の国外の金鉱山を全て運営する紫金黄金は、調達資金を今後5年間で既存鉱山の更新と建設プロジェクトに充て、生産能力を全面的に強化することなどを計画していると表明した。

目論見書によると、シンガポールのウェルスファンドGICとプライベートエクイティ会社ヒルハウスがIPOでそれぞれ1億5000万ドル相当の株式を購入。資産運用会社のブラックロックとシュローダーもそれぞれ1億2000万ドル相当を購入する。

モルガン・スタンレーと中信証券が共同スポンサーを務める。

紫金は、紫金黄金のスピンオフと独立上場により、同社の資金調達チャンネルが広がり、全体的な資金調達効率が向上するとしている。

ロイター
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