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蘭ASML、仏ミストラルAIの筆頭株主に 最新資金調達を主導

2025年09月08日(月)10時57分

9月7日、オランダの半導体製造装置大手ASMLがフランスの人工知能(AI)新興企業ミストラルAIの筆頭株主になる見通しだと、関係者がロイターに明らかにした。写真は同社のロゴ。2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Milana Vinn Max A. Cherney

[ニューヨーク 7日 ロイター] - オランダの半導体製造装置大手ASMLがフランスの人工知能(AI)新興企業ミストラルAIの筆頭株主になる見通しだと、関係者がロイターに明らかにした。

ASMLはミストラルによる17億ユーロ(約20億ドル)の資金調達で13億ユーロ(15億ドル)を投じる計画で、ミストラル取締役会の席を獲得する見通しという。

関係者によると、ミストラルの企業価値は今回の資金調達ラウンドで100億ユーロ(117億ドル)と事前評価され、欧州AI企業で最高となる。

ASMLはコメントを控えた。ミストラルはロイターのコメント要請に応じていない。

関係者らはASMLの出資について、欧州が米国と中国のAIモデルへの依存を減らすのに寄与する可能性があると述べた。

最先端のチップ製造に不可欠なリソグラフィー装置を手がけるASMLは、AIを活用して装置の効率化を図っている。同社はミストラルのデータ分析やAIの機能を導入することで、装置の性能向上や新たな製品開発で恩恵を得る可能性がある。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

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