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独サービスPMI、8月改定49.3 雇用停滞などで50下回る
2025年09月03日(水)17時29分
[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツの8月のHCOBサービス業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3と、7月の50.6から低下し、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を下回った。
新規の仕事の減少と雇用の停滞に起因するもので、需要の脆弱性なども要因に挙げられている。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「前月と比べ、値上げ幅は顕著に拡大した。比較的堅調な価格設定力は、企業がまだ危機的状況にないことを示唆している」と述べた。
活動の落ち込みにもかかわらず、企業の今後の成長見通しは楽観的で、事業への期待は安定している。調査対象企業の約30%が新製品や投資などによって、今後1年間の事業活動の拡大を見込んでいる。
一方、欧州市場の需要減もあり、新規輸出は減少し、7カ月連続で創出されていた雇用は停滞した。
製造業も含めた総合PMIは8月も50.5と安定した。