内田洋行株が12％超高、26年7月期純利益が過去最高見通し

　９月３日の東京株式市場で公共関連やオフィス関連事業を手掛ける内田洋行が大幅に４日続伸し、一時１５．９％高の１万２６２０円まで上昇した。写真は２０２０年１０月、東京株式市場で撮影（２０２５年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

［東京　３日　ロイター］ - ９月３日の東京株式市場で公共関連やオフィス関連事業を手掛ける内田洋行が大幅に４日続伸し、一時１５．９％高の１万２６２０円まで上昇した。前日に公表された決算内容を好感する買いが先行している。午前９時２７分現在は１２％超高で推移し、プライム市場の値上がり率第２位。

同社は２日、２０２６年７月期の連結業績予想について、純利益が前年同期比９．９％増の１０８億円になりそうだと発表、過去最高益を見込んでいる。営業利益が同２６．５％増の１５４億円になりそうだという。

公共市場では、ＧＩＧＡスクール更新需要への対応などにより、大幅な売上・利益の増加を見込む。民間市場は米関税の影響があるとしつつも、大手民間市場でのＤＸ投資が旺盛だとし、ＩＣＴ関連ビジネスの伸長を想定している。

２５年７月期（２４年７月２１日―２５年７月２０日）の連結業績は、純利益が同４０．４％増の９８億円、営業利益が同３０．３％増の１２１億円だった。