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ファンダメンタルズ反映し安定推移重要、為替市場の動向を憂慮=加藤財務相

2025年08月26日(火)11時53分

 加藤勝信財務相は26日、為替相場について「投機的な動向も含めて為替市場の動向を憂慮している状況に変わりはない」と語った。2024年10月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Kentaro Sugiyama

[東京 26日 ロイター] - 加藤勝信財務相は26日の閣議後会見で、為替相場について「ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」との認識を改めて示した上で、「投機的な動向も含めて為替市場の動向を憂慮している状況に変わりはない」と語った。

トランプ米大統領が25日、米連邦準備理事会(FRB)のクック理事を解任。為替相場が反応したことを受け、日本政府の為替相場に関する認識を問われた。

最近の長期金利上昇については、国債金利は日本の財政運営に対する市場の見方や経済・物価情勢、金融政策の動向、国債の需給など様々な要素が反映されて決まる、と指摘。その上で、市場参加者から今後の日本の財政運営に対する懸念が反映されているのではないかとの指摘があることも承知しており、当局者として適切な国債管理政策を行っていくと述べた。

政府が老朽化が進む道路や上下水道などの維持・補修に充てる財源を確保するため新税の創設に向けた検討に入る、という朝日新聞の報道については「報道は目にしているが、政府として特定の財源確保策を想定しているわけではない」と語った。

ロイター
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