[ワシントン/北京 26日 ロイター] - 米政府報道官は25日夜、中国商務省の李成鋼・国際貿易交渉代表が今週、ワシントンを訪問すると明らかにした。

米中は現在の関税休戦後の道筋を探ろうとしている。

同報道官によると、李氏は米政府の次官級当局者と会談する可能性があるが、今回の訪問は正式な交渉会合の一環ではないという。

李氏は中国で経済政策を担当する何立峰副首相とともに重要な交渉担当者。中国商務省はコメント要請に応じていない。

交渉に詳しい関係者によると、李氏とグリア米通商代表部(USTR)代表の会談は予定されておらず、李氏の訪米は米側の要請ではないという。

李氏の訪米については米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

米中は5月以降、ジュネーブ、ロンドン、ストックホルムで3回の貿易協議を実施。今月に入り、関税を巡る休戦をさらに90日間延長し、米国が中国製品に課す関税率は30%、中国が米国に課す関税率は10%に維持された。

中国で貿易交渉を担う高官が最後に米国を訪問したのは2023年11月で、その際は何副首相がサンフランシスコで当時のイエレン財務長官と会談した。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの北京在住シニアエコノミスト、Xu Tianchen氏は「中国の要求には関税引き下げに加え、米国の最先端技術へのアクセスが含まれる可能性がある」と指摘。

「ホワイトハウスがこれらを受け入れるかどうか、また、それと引き換えに何を要求するかはかなり不透明だ」と語った。

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