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東風汽車、香港上場廃止へ 傘下のEV嵐図汽車を上場

2025年08月25日(月)12時41分

中国国有自動車大手の東風汽車集団は22日、香港株式市場に上場する東風汽車集団を上場廃止にすると発表した。資料写真、同社のロゴ、2016年4月(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[22日 ロイター] - 中国国有自動車大手の東風汽車集団は22日、香港株式市場に上場する東風汽車集団を上場廃止にすると発表した。代わりに、電気自動車(EV)など新エネルギー車を手がける傘下企業の嵐図汽車科技(VOYAH)を上場させる。

東風の非公開化にあたり1株当たり6.68香港ドルを支払う。これは取引が停止される前の8月8日の終値に11.9%上乗せした水準で、551億3000万香港ドル(70億6000万米ドル)規模と見積もられている。

東風は、嵐図が世界的に事業を展開し、国際的な知名度を向上させると述べた。東風は嵐図株式の80%近くを保有している。

中国の自動車メーカーはコストが上昇する中、利益率の圧迫を招いた厳しい価格競争を繰り広げている。国有自動車メーカーは歴史的に外資との提携を通じて販売や収益の向上を図ってきたが、中国政府は特に急速に成長する新エネルギー車市場において、技術とイノベーションの両面で自立を求めている。

東風は今月、広東省広州市にあるエンジン生産会社、東風本田発動機の株式50%を売却すると発表し、保有株式の再編を進めている。

ロイター
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