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豪ウッドサイド、上期は前年比24%減益 価格下落と減価償却費で

2025年08月19日(火)10時44分

豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーが19日発表した上期決算は前年比24%の減益となった。写真は4月19日、パースで撮影(2025年 ロイター/Christine Chen)

[19日 ロイター] - 豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーが19日発表した上期決算は前年比24%の減益となった。実勢価格の下落やセネガルのサンゴマール石油プロジェクトに関連した減価償却費に圧迫された。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国でつくる「OPECプラス」の増産、地政学的な不確実性、米国の関税によって原油価格が乱高下した結果、上期の平均価格は石油換算で1バレル=61.8ドルとなり、前年同期の62.6ドルから下落した。

また、サンゴマール事業に関連する生産コスト、減価償却費は7億7300万ドルだった。

上期の税引き後基調純利益は12億5000万ドルで、ビジブル・アルファによるコンセンサス予想に沿う内容となった。

一方、売上高は10%増の65億9000万ドル。サンゴマール事業が10億ドル近く貢献した。

中間配当は一株当たり53セントで、昨年の69セントを下回った。

ウッドサイドは米ルイジアナ州にある液化天然ガス(LNG)プロジェクトの更なる売却を検討しており、「質の高い潜在的パートナーからの強い関心」を受け続けていると述べた。

ロイター
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