エクスペディア、第2四半期は調整後1株利益が予想超え 米旅行需要回復

オンライン旅行会社エクスペディア・グループが7日発表した第2・四半期決算は、調整後1株利益が前年同期比21%増の4.24ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の4.10ドルを上回った。写真はスマートフォンに表示された同社のアプリ。2022年2月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[7日 ロイター] - オンライン旅行会社エクスペディア・グループが7日発表した第2・四半期決算は、調整後1株利益が前年同期比21%増の4.24ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の4.10ドルを上回った。
売上高は同6%増の37億9000万ドル。アナリスト予想は37億ドル。第2・四半期のグロスブッキング(総受注額)は5%増の304億ドルだった。
米国での需要回復を背景に、2025年通期のグロスブッキングと売上高の伸び率見通しをともに従来の2─4%から3─5%に上方修正した。
アリアン・ゴリン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、米国の旅行需要は当初鈍かったものの、最近の動向から人々が旅行に前向きで、今後も優先し続けるとの確信を強めているとし、「7月初旬以降、特に米国で旅行需要全体が拡大傾向にある」と指摘した。
トランプ米大統領の関税政策は4月の旅行支出に悪影響を与えたが、この1カ月では米航空大手ユナイテッド航空やホテル大手ウィンダム・ホテルズ・アンドリゾーツなど多くの旅行関連会社が米需要の回復を報告している。