米エアビー、下期の成長鈍化を予想 株価引け後6%安

8月6日、米民泊仲介大手エアビーアンドビーは今年下半期に成長が鈍化するとの見通しを示した。写真は同社のロゴ。5日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Aishwarya Jain Doyinsola Oladipo
[6日 ロイター] - 米民泊仲介大手エアビーアンドビーは6日、今年下半期に成長が鈍化するとの見通しを示した。比較対象の前年同期にアジアと中南米の好調な予約が収益を押し上げたことが影響したという。株価は引け後の取引で6%超下落した。
第2・四半期の米旅行需要は4月に一時減速したものの、その後は回復した。宿泊予約の伸びは同四半期に毎月加速し、特に国内旅行の増加が寄与したという。
ブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO)は「期初は世界経済の不確実性が見られたが、旅行需要は上向いた」と述べた。
ただ、同社は第4・四半期にかけて宿泊予約の伸びが前年比で鈍化すると予想。予約総額に対する売上高の比率は第3・四半期に横ばいにとどまると見込んだ。
第3・四半期の売上高見通しは40億2000万─41億ドル。市場予想は40億5000万ドルだった。
第2・四半期の売上高は31億ドルで、市場予想の30億4000万ドルを上回った。1株利益は1.03ドル。市場予想は0.93ドルだった。
同社は60億ドル相当の新たな自社株買い計画も発表した。