独バイエル、現時点で1万2000人削減 リストラ計画開始以降

ドイツ医薬・農薬大手バイエルは6日、意思決定の効率化や管理職削減を目的としたリストラ計画で、これまでに約1万2000人のフルタイム職を削減したと発表した。同社のロゴマーク。2023年ドイツで撮影(2025年 ロイター/Wolfgang Rattay)
Ludwig Burger
[フランクフルト 6日 ロイター] - ドイツ医薬・農薬大手バイエルは6日、意思決定の効率化や管理職削減を目的としたリストラ計画で、これまでに約1万2000人のフルタイム職を削減したと発表した。
従来の集計によると、2024年に7000人を削減していた。
バイエルは除草剤「ラウンドアップ」の発がん性を巡り米国での訴訟に直面。一部投資家がコンシューマーヘルス部門の売却もしくはクロップサイエンス部門の分離上場を求めたが、バイエルは会社の分割を見送ると表明していた。
同社の四半期報告によると、6月末時点で従業員数は全世界で9万人に上るほか、訴訟に対する引当金は総額74億ドルに達した。