ニュース速報
ビジネス

ステランティス、下期の業績回復予想 「今後も厳しい決断下す」

2025年07月29日(火)17時07分

 7月29日、自動車大手ステランティスは下半期の見通しについて、逆風が強まっているものの、純売上高の増加と1桁前半の営業利益率を見込んでいると発表した。パリで2024年9月撮影(2025年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

Giulio Piovaccari

[ミラノ 29日 ロイター] - 自動車大手ステランティスは29日、下半期の見通しについて、逆風が強まっているものの、純売上高の増加と1桁前半の営業利益率を見込んでいると発表した。

上半期の業績は厳しい内容となったが、段階的な回復を目指す。

業績見通しは29日時点の関税ルールに基づいている。関税の影響は通期で約15億ユーロとなる見通し。うち3億ユーロは上半期に発生した。

同社は下半期の産業フリーキャッシュフローが上半期から改善すると予想。上半期のキャッシュ燃焼額は30億ユーロ(34億8000万ドル)だった。

アントニオ・フィローザ新最高経営責任者(CEO)は声明で「新経営陣は、課題と現実的に向き合いながら、採算の取れる成長を再確立し、業績を大幅に改善するために必要となる厳しい決断を今後も下していく」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米6月求人件数、27.5万件減 関税不安で採用も減

ワールド

再送米中、関税一時停止継続で合意 首脳会談の可能性

ワールド

ガザで最悪の飢餓も、国際監視組織が警告 危機回避へ

ビジネス

米6月モノの貿易赤字、2年ぶりの低水準 輸入減で8
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い」国はどこ?
  • 3
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経験豊富なガイドの対応を捉えた映像が話題
  • 4
    タイ・カンボジア国境紛争の根本原因...そもそもの発…
  • 5
    グランドキャニオンを焼いた山火事...待望の大雨のあ…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「出生率が高い国」はどこ?
  • 8
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 1
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 2
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 3
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経験豊富なガイドの対応を捉えた映像が話題
  • 4
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 5
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 6
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 5
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 6
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中