ニュース速報
ビジネス

フィリップス、米関税の影響を1億ユーロ引き下げ 貿易合意受け

2025年07月29日(火)16時23分

 7月29日、オランダの医療機器大手フィリップス は、米国と欧州連合(EU)が貿易交渉で合意したことを受けて、米国の輸入関税による影響の見通しを1億5000万─2億ユーロ(1億7300万─2億3200万ドル)に引き下げた。アムステルダムで2019年1月撮影(2025年 ロイター/Eva Plevier)

Alessandro Parodi

[29日 ロイター] - オランダの医療機器大手フィリップス は29日、米国と欧州連合(EU)が貿易交渉で合意したことを受けて、米国の輸入関税による影響の見通しを1億5000万─2億ユーロ(1億7300万─2億3200万ドル)に引き下げた。

従来は2億5000万─3億ユーロと予想していた。

フィリップスは発表文で、関税の影響は「変化しており、今後も変動が続く」との見方を示した。

また、中核利益の指標である調整後の利払い・税・無形固定資産償却前利益(EBITA)の利益率予想を従来の10.8%─11.3%から11.3%─11.8%に引き上げた。

第2・四半期の調整後EBITA利益率は12.4%と、同社がまとめたアナリストの平均予想(9.9%)を上回った。売上高は43億ユーロで予想と一致した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英首相、ガザ惨状続けばパレスチナ国家承認の意向表明

ワールド

米中、関税停止の延長で合意 トランプ氏承認待ち 首

ビジネス

米6月求人件数、27.5万件減 関税不安で採用も減

ワールド

ガザで最悪の飢餓も、国際監視組織が警告 危機回避へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い」国はどこ?
  • 3
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経験豊富なガイドの対応を捉えた映像が話題
  • 4
    タイ・カンボジア国境紛争の根本原因...そもそもの発…
  • 5
    グランドキャニオンを焼いた山火事...待望の大雨のあ…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「出生率が高い国」はどこ?
  • 8
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 1
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 2
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 3
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経験豊富なガイドの対応を捉えた映像が話題
  • 4
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 5
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 8
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 5
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 6
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中