ブリストルとベイン・キャピタル、免疫療法開発の新会社設立へ

米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブとプライベートエクイティ(PE)大手ベイン・キャピタルは28日、免疫療法の開発を重点的に手がける独立した企業を設立すると発表した。写真はブリストル・マイヤーズ・スクイブのロゴ。2021年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[28日 ロイター] - 米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブとプライベートエクイティ(PE)大手ベイン・キャピタルは28日、免疫療法の開発を重点的に手がける独立した企業を設立すると発表した。新会社にはベインが中心となって3億ドルの資金を提供する。
新会社はブリストルからライセンス供与を受けた5つの開発段階の医薬品に取り組む。これには後期段階のループス治療薬と臨床試験で有望な結果を示した中期段階の乾癬治療薬が含まれる。
ブリストルが新会社の株式の約20%を保有し、医薬品の成功に応じてロイヤルティーとマイルストーン支払いを受けることになっている。
この提携によりブリストルは、有望な医薬品の開発を確実に続けながら、免疫分野の研究は免疫システムのリセットに照準を合わせた治療法に集中させることができるようになるという。
ブリストルの事業開発担当シニアバイスプレジデント、ジュリー・ローゼンブリウム氏は「これらの資産は大きな可能性を秘めており、新会社が各医薬品の開発を推進して患者に、より大きな効果をもたらすことを確信している」と述べた。