みずほＦＧ、新興企業向け融資スタートアップを子会社化 約460億円

みずほフィナンシャルグループは２９日、傘下のみずほ銀行を通じて新興企業向けの融資を手掛けるスタートアップ、ＵＰＳＩＤＥＲホールディングス（アップサイダーＨＤ、東京・港区）を連結子会社化すると発表した。写真は２０１８年８月、東京で撮影（２０２５年　ロイター/Toru Hanai）

Miho Uranaka

［東京　２９日　ロイター］ - みずほフィナンシャルグループは２９日、傘下のみずほ銀行を通じて新興企業向けの融資を手掛けるスタートアップ、ＵＰＳＩＤＥＲホールディングス（アップサイダーＨＤ、東京・港区）を連結子会社化すると発表した。約７０％の同社株式を約４６０億円で取得し、将来的には上場も視野に入れる。

関係当局の許認可の取得などを前提に２５年９月ごろの完了を予定している。両社は２３年１１月から合弁事業としてグロースステージのスタートアップ支援を目的とするデットファンドを運営してきた。２５年５月末時点で累計貸し付け額は１３０億円を超える。

みずほＦＧは、日本企業の競争力強化を掲げ、中堅・中小企業やスタートアップ企業への支援を広げている。