OPEC、向こう4年の石油需要予想引き下げ 中国の伸び鈍化

7月10日、 石油輸出国機構(OPEC)は2025年版の世界石油見通し(WOO)を公表し、中国経済の減速を背景に26年から29年まで4年間の世界の原油需要予測を前年から引き下げた。写真はOPECのロゴと油田のイメージ。2023年10月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Alex Lawler
[ウィーン 10日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は10日、2025年版の世界石油見通し(WOO)を公表し、中国経済の減速を背景に26年から29年まで4年間の世界の原油需要予測を前年から引き下げた。一方で、途上国の需要増加を見込んで長期予測は上方修正し、需要がピークに達した証拠はないと指摘した。
世界需要は今年が平均日量1億0500万バレルで、26年は1億0630万バレル、29年には1億1160万バレルに増加すると予想した。26年の予測は前年の1億0800万バレルから引き下げられ、29年の予測も前年から70万バレル下方修正された。30年は1億1330万バレルで据え置いた。
BPや国際エネルギー機関(IEA)が石油の使用が20年代中にピークを迎えると予想しているが、OPECはより長期にわたり需要が伸び続けると予想する。
OPECのガイス事務局長はWOOの序文で「石油は世界経済を支え、われわれの日常生活の中心にある」とし、「石油需要のピークは当面見込まれない」と述べた。
OPECは、コロナ禍後の需要回復が一巡し、見通しが立てやすくなったとした。
中国については、成長鈍化、電気自動車(EV)の普及、関連インフラの整備を背景に需要が鈍化していると指摘した。
長期的には、インド、中東、アフリカが成長を牽引(けんいん)すると予想。米国の国際的な気候変動対応の枠組みからの再離脱、欧州でのEV普及の鈍化などの動きが途上国にも波及するとの見方を示した。
世界の石油需要は50年までに1億2290万バレルに達すると予測し、前年予測(1億2010万バレル)から引き上げた。
石油産業は50年までに18兆2000億ドルの投資が必要とした。前年の予測は17兆4000億ドルだった。
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