ステーブルコイン発行体、増発見込まれる米短期国債の有力な買い手候補に

6月25日、ドルなどの法定通貨に連動して価値を安定させるデジタル通貨「ステーブルコイン」の発行体が、今後増発が見込まれる米短期国債の有力な買い手になる可能性がある――。今週ボストンで開催されたマネー・マーケット・ファンド(MMF)の会合で参加者からこうした声が聞かれた。2022年11月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ボストン 25日 ロイター] - ドルなどの法定通貨に連動して価値を安定させるデジタル通貨「ステーブルコイン」の発行体が、今後増発が見込まれる米短期国債の有力な買い手になる可能性がある――。今週ボストンで開催されたマネー・マーケット・ファンド(MMF)の会合で参加者からこうした声が聞かれた。
ステーブルコインの発行体は取引需要が増すにつれて、ドルとの価値を1対1に保つように、より大量の安全かつ流動性の高い資産を保有しなければならない。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのイーシン・ハン最高経営責任者(CEO)は「ステーブルコインは米国債に対する著しい需要を引き出しつつある」と指摘。現状でもステーブルコイン市場の約8割が米財務省短期証券(Tビル)ないしレポ市場に投資され、総額は米国市場規模全体の2%弱に当たるおよそ2000億ドルに達していると説明した。
その上で「しかしステーブルコインは急速に成長を続けており、(そのペースは)米国債の供給の伸びをしのぐ確率が高い」と予想した。
ステーブルコイン成長の背景には、決済や送金などの目的で採用する金融機関や企業が増えていることがある。
こうした中で例えばサークルが発行するステーブルコイン「USDC」の時価総額が100億ドル増える場合、発行体は同額の米国債を購入するかもしれない。決済テクノロジー企業のサークルは、テザーとともにステーブルコイン発行体のトップ2だ。
BofAセキュリティーズの米金利戦略責任者を務めるマーク・カバナ氏は、米財務省が追加発行において短期ゾーンを重視するなら、ステーブルコインに起因する需要がカバーしてくれる余地が生まれるとの見方を示した。
カバナ氏によると、本来ステーブルコイン発行体はTビルや年限の短い米国債を購入する傾向があるという。
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