ニュース速報
ビジネス

米関税による上場企業の減益見通しなど反映=月例報告で赤沢経財相

2025年06月11日(水)18時18分

 6月11日、赤沢亮正経済財政相(写真)は記者会見で、同日公表した月例経済報告で「企業収益」項目の表現を変更したのは「米関税を受けて上場企業の減益見通しや業績予想の非開示が相次いでいるため」と説明した。写真は4月、羽田空港で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Yoshifumi Takemoto

[東京 11日 ロイター] - 赤沢亮正経済財政相は11日の記者会見で、同日公表した月例経済報告で「企業収益」項目の表現を変更したのは「米関税を受けて上場企業の減益見通しや業績予想の非開示が相次いでいるため」と説明した。

月例経済報告では、企業収益について「改善しているが、通商問題が及ぼす影響等に留意する必要がある」とし、先月までの「改善している」から表現を変更した。変更は3カ月ぶり。

赤沢経財相は「現時点のマクロ統計では米関税の影響は確認されていない」とも指摘した。

国債の国内保有を一層促進する方策については、財務省が取り組みを進めているとも指摘した。

米国との関税協議に関連して、トヨタが自社の販売網を使って米国車を売る協力案を提示したとの報道については「コメントは控える」とした。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米国はUSスチールの「黄金株」保有と発

ワールド

トランプ大統領、ここ数日の原油高に不満表明

ビジネス

英4月のモノの対米輸出20億ポンド減、過去最大 米

ワールド

トランプ大統領、FRB議長の解任を否定 利下げ要求
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 2
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 5
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 6
    【クイズ】今日は満月...6月の満月が「ストロベリー…
  • 7
    【動画あり】242人を乗せたエア・インディア機が離陸…
  • 8
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 9
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 10
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 3
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 4
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 5
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 6
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 7
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 8
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 9
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中