ドルのシェア低下もユーロ伸びず、円や金が拡大 ECB24年調査

6月11日、世界の外貨保有におけるドルのシェアは昨年低下したが、ユーロの比率はほとんど変わらず、円や金などに向かったことが欧州中央銀行(ECB)の報告書で明らかになった。写真はユーロとドルの紙幣。5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[フランクフルト 11日 ロイター] - 世界の外貨保有におけるドルのシェアは昨年低下したが、ユーロの比率はほとんど変わらず、円や金などに向かったことが11日発表の欧州中央銀行(ECB)の報告書で明らかになった。
報告書によると、24年にドルの比率は2ポイント低下。円とカナダドルの比率が大きく上がる中でユーロは小幅な上昇にとどまった。
ドルの比率は58%と首位ながら、この10年間で10ポイント低下した。ユーロの比率は20%弱で推移している。
ECBのラガルド総裁は先月、ユーロ加盟国が域内の金融・安全保障体制を強化できれば、通貨ユーロはドルに代わる現実的な選択肢となり、ユーロ圏に大きな利益がもたらされる可能性があるとの見解を示している。
昨年は金の保有が拡大した。中央銀行の保有高は1000トン以上の増加で、過去10年間の年間の伸びの2倍だった。
報告書は「中央銀行の3分の2が分散投資目的、5分の2は地政学的リスクのヘッジとして金を購入した」と指摘。全ての外貨準備に占める金の比率は20%でユーロの16%を上回ったとしている。
ECBのチーフエコノミストであるレーン専務理事は11日、「現在の経済環境は、特にブルーボンド(共同債)の発行にはるかに好ましい」とした上で、その発行規模は慎重に調整する必要があると指摘。
また、異なるEU加盟国の政府債券をまとめてポートフォリオ化し、異なるトランシェに分けて発行するユーロ圏の合成債(シンセティックボンド)に関する自身の考えに再び言及した。
ただ、欧州は銀行システムが分断しているほか、共通のルールを持つ統一された資本市場が欠如しているなどの問題も抱えている。
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