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セールスフォース、通期売上高予想を上方修正 大手企業のクラウド支出好調

2025年05月29日(木)11時22分

 5月28日、米顧客管理ソフト大手セールスフォースは、2026年度(25年2月―26年1月)決算の売上高予想を上方修正し、従来の405億―409億ドルから410億―413億ドルへ変えた。写真は、セールスフォース・タワーに表示された同社のロゴ。2019年3月、ニューヨークで撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[28日 ロイター] - 米顧客管理ソフト大手セールスフォースは28日、2026年度(25年2月―26年1月)決算の売上高予想を上方修正し、従来の405億―409億ドルから410億―413億ドルへ変えた。調整後1株当たり利益予想も11.09―11.17ドルから11.27―11.33ドルへ引き上げた。

ここ数カ月世界のマクロ経済を巡る不確実性が高まっている中でも、人工知能(AI)への投資を強化している大手企業からのクラウド関連支出が好調だったのが寄与した。

セールスフォースの株価は、通常取引後の時間外取引で約1.5%上昇した。

同時に発表した第1・四半期の売上高は約98億3000万ドルと、LSEGがまとめた市場予想の97億5000万ドルを上回った。

セールスフォースは27日、データ管理ソフトを手がける米インフォマティカを約80億ドルで買収すると発表した。買収により、データ関連のツールを強化する狙いがある。

D・Aデビッドソンのアナリスト、ギル・ルリア氏は「インフォマティカの買収は、既存事業の成長の鈍化を補うための試みだ」と指摘している。

ロイター
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