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米国株式市場=反落、ダウ244ドル安 終盤に半導体設計会社が下落

2025年05月29日(木)06時34分

米国株式市場は、連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を消化する中、反落して取引を終了。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は、連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を消化する中、反落して取引を終了。終盤にかけて半導体設計会社が下落した。

引け後に決算を発表した半導体大手エヌビディアは通常取引を0.5%安で終えた。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は28日、関係筋の話として、トランプ政権が半導体設計ソフトを提供する米企業に対し、中国企業に対するサービス提供を停止するよう命じたと報道。これを受け、ケイデンス・デザイン・システムズとシノプシスの株価が取引終盤に下落した。

28日公表された5月6─7日のFOMC議事要旨では、当局者らが今後数カ月でインフレと雇用悪化という「難しいトレードオフ」に直面する可能性があると認識していたことが分かった。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフエコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「議事要旨では新しいことは何も明らかにされなかった。FRBは基本的に様子見姿勢で、貿易に関してより明確な情報を得ようとしている」と語った。

トランプ大統領は、欧州連合(EU)からの輸入品に50%の関税を課すと警告したが、週末に姿勢を軟化させたことから、前日には株価が大幅に上昇していた。

S&P総合500種は2月19日に付けた終値での最高値を依然として下回っている。

ロイターがストラテジストやアナリストを対象に実施した調査では、S&P500は現在の水準付近で今年を終えるとの見方が多い。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.79対1の比率で上回った。ナスダックでも2.04対1で値下がり銘柄が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 42098 -244 -0.5 42361 42448 42042

.7 .95 8 .63 .72 .26

前営業日終値 42343

.65

ナスダック総合 19100 -98. -0.5 19232 19276 19084

.94 23 1 .62 .83 .38

前営業日終値 19199

.16

S&P総合500種 5888. -32. -0.5 5925. 5939. 5881.

55 99 6 54 92 88

前営業日終値 5921.

54

ダウ輸送株20種 14667 -163 -1.1

.63 .61

ダウ公共株15種 1024. -16. -1.6

39 88 2

フィラデルフィア半導体 4834. -26. -0.5

42 67 5

VIX指数 19.31 0.35 1.85

S&P一般消費財 1723. -16. -0.9

74 27 3

S&P素材 542.4 -6.9 -1.2

9 7

S&P工業 1205. -6.3 -0.5

04 2

S&P主要消費財 904.4 -5.1 -0.5

5 1 6

S&P金融 840.1 -5.9 -0.7

1 2

S&P不動産 258.7 -0.0 -0.0

7 4 1

S&Pエネルギー 619.4 -7.8 -1.2

1 3 5

S&Pヘルスケア 1528. -8.8 -0.5

28 7

S&P通信サービス 352.1 -0.5 -0.1

3 9 7

S&P情報技術 4517. -15. -0.3

13 56 4

S&P公益事業 407.2 -5.9 -1.4

2 3 4

NYSE出来高 10.92

億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 3788 + 大阪比

5 185

シカゴ日経先物6月限 円建て 3787 + 大阪比

0 170

ロイター
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