トランプ関税復活へ、米連邦巡回控訴裁判所が判断...関税の延期に慣れきった市場は大きな反応を示さず

米連邦巡回控訴裁判所は29日、トランプ大統領の広範な関税を復活させる判断を下した。23日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
米連邦巡回控訴裁判所は29日、トランプ大統領の広範な関税を復活させる判断を下した。
控訴裁は意見や理由を示さなかったが、原告らには6月5日までに、行政には6月9日までに回答するよう指示した。
米国際貿易裁判所は28日、トランプ大統領が発動した一連の関税の大部分を差し止めていた。これを受け株価は上昇していたが、今回の控訴裁の判断で市場は明確な方向感を失う展開となった。
米株式市場は控訴裁の判断に大きな反応を示さなかった。市場は、トランプ氏が大規模な関税を発表してはすぐに延期するというパターンに慣れてしまっており、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は「TACO(Trump Always Chickens Out=トランプ氏はいつも尻込みする)」という略語までつくった。
記者から「TACO」という造語への感想を求められたトランプ氏は28日、その質問は「意地悪だ」とし「それは交渉と呼ばれるものだ」と関税の変更を擁護した。
50パーク・インベストメンツ(ニューヨーク)のアダム・サルハン最高経営責任者(CEO)は「トランプ氏はすでにこうした関税の大半を緩和しているので、裁判所の判決は単なるニュースの見出しに過ぎない」とし「個人的には、市場が暴落しない限り、このニュースは二次的な副産物に過ぎない」と述べた。
29日の米国株式市場は小幅に上昇して取引を終えた。


アマゾンに飛びます
2025年9月9日号(9月2日発売)は「豪ワーホリ残酷物語」特集。円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代――オーストラリアで搾取される若者のリアル
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
東京/外資系投資銀行のオフィス受付/未経験OK!想定年収322万円~ 土日祝休 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~30万円
- 正社員
-
東京/外資系企業/受付・事務/未経験OK・英語活かせる・月26万~ 20代・30代活躍中/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給26万円~32万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社ナチュラルカラー
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社ツミキ
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員