米HP、通期利益見通し下方修正 関税措置でPC需要減速懸念

米パソコン大手HPは28日、世界的な経済環境が不安定な状況が続く中、パソコン市場の成長鈍化が予想されるとし、通期利益見通しを下方修正した。2019年11月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[28日 ロイター] - 米パソコン大手HPは28日、世界的な経済環境が不安定な状況が続く中、パソコン市場の成長鈍化が予想されるとし、通期利益見通しを下方修正した。
HPは2025年度の1株当たり調整後利益は3.00─3.30ドルになると予想。従来の3.45─3.75ドルから下方修正した。LSEGがまとめたアナリスト予想は3.49ドルだった。
第2・四半期(4月30日まで)決算は、売上高が132億2000万ドル。アナリスト平均予想は131億4000万ドルだった。
調整後1株当たり利益は0.71ドル。予想は0.80ドルだった。
部門別の売上高は、個人向けシステム部門(デスクトップパソコンとノートパソコンを含む)が前年比7%増、プリンティング部門が4%減。
第3・四半期については、調整後1株当たり利益が0.68─0.80ドルになると予想。市場予想は0.90ドル。