ステランティス、新CEOに北米事業責任者 業績立て直しへ

5月28日、欧米系自動車大手ステランティスは、北米事業の責任者アントニオ・フィローザ氏(51)が6月23日付で最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。写真は昨年10月、イタリア・トリノにあるミラフィオーリ工場で撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)
[ミラノ 28日 ロイター] - 欧米系自動車大手ステランティスは28日、北米事業の責任者アントニオ・フィローザ氏(51)が6月23日付で最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。昨年12月に退任したカルロス・タバレスCEOの後任として、2024年に70%の最終減益となった業績の立て直しを図る。
ステランティスは、フィローザ氏の自動車業界での25年以上にわたる経験と実績を評価したと述べた。
同氏は、絞り込みが必要と指摘される14ものブランドの管理、ディーラーや組合、政府との関係修復にも取り込むことになる。
イタリア南部ナポリ生まれ。1999年にフィアットに入社し、主に中南米地域を担当した。18年にフィアット・クライスラーの中南米地域統括責任者になった後、ステランティスの中南米地域最高執行責任者(COO)に就任した。