ニュース速報
ビジネス

日本製鉄株が大幅高、米大統領のUSスチール買収計画承認を好感

2025年05月26日(月)09時32分

 5月26日の東京株式市場で日本製鉄が大幅高となっている。写真は同社のロゴ看板。2024年4月、都内の本社で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 26日 ロイター] - 26日の東京株式市場で日本製鉄が大幅高となっている。午前9時10分現在、前週末比で4%を超す上昇で3000円台で推移。トランプ米大統領が同社による米USスチール買収計画について交流サイト(SNS)で承認を示唆したことが好感された。

市場では「今回の買収承認の話は、日米交渉に関して米国から譲歩を引き出せるとの期待を生じさせるとみられ、日本株全体にも好インパクトを与えることになる。円高などの悪材料を相殺するのではないか」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声も聞かれた。

日本製鉄は日本時間24日、トランプ米大統領が同社による米USスチール買収計画について交流サイト(SNS)にコメントを投稿したことを受け、「パートナーシップを承認した大統領の英断に心より敬意を表する」との声明を発表した。

日鉄は、自社の提案が米国の労働者や鉄鋼業、国家安全保障を守るというトランプ政権の取り組みに合致しているとし、USスチールとのパートナーシップが「すべてのステークホルダー、米鉄鋼業、さらには米製造業全体にとって、画期的な転機となる」と強調した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ドイツ軍トップ、戦闘能力の迅速な強化を指示 29年

ビジネス

午前のドルは143円台に急上昇後に反落、米欧関税協

ビジネス

午前の日経平均は続伸、米欧交渉延長やUSスチール買

ワールド

アングル:ハーバード大、「負債」になった中国との関
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:関税の歴史学
特集:関税の歴史学
2025年5月27日号(5/20発売)

アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応。歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘビがネコに襲い掛かり「嚙みついた瞬間」を撮影...SNSに動画を投稿した飼い主に批判の声が
  • 2
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンランドがトランプに浴びせた「冷や水」
  • 3
    メーガン妃のネットショップ「As Ever」の大誤算とは?...「ヘンリー王子の賞味期限切れの方が心配」
  • 4
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    【クイズ】PCやスマホに不可欠...「リチウム」の埋蔵…
  • 7
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    備蓄米を放出しても「コメの値段は下がらない」 国内…
  • 10
    メーガン妃とヘンリー王子の「自撮り写真」が話題に.…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 3
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 4
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 5
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 7
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンラン…
  • 8
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 9
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 10
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中