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米上院、加州のガソリン車廃止計画阻止へ週内採決=共和院内総務

2025年05月21日(水)11時06分

米上院は今週、ガソリン車販売を2035年までに終了するとしたカリフォルニア州の計画を阻止する法案の採決を行う方針だ。写真は2023年10月、カリフォルニア州オーシャンサイドで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米上院は今週、ガソリン車販売を2035年までに終了するとしたカリフォルニア州の計画を阻止する法案の採決を行う方針だ。上院共和党のトップ、スーン院内総務が20日に明らかにした。同州の計画は他の11州でも採用されている。

カリフォルニア州の規則を巡っては主要な自動車メーカーが実現不可能だと廃止を求めており、米下院は今月1日、環境保護局(EPA)による承認を取り消す法案を可決。一方、同州は汚染削減に不可欠であり、法案の可決は違法だと反発した。

スーン氏は、カリフォルニア州の規模が大きく、他州もこの規則を採用しているため、この計画は事実上、全国的な厳しい電気自動車(EV)義務化を課すものだと指摘。「全米の自動車メーカーは従来の自動車生産のかなりの部分を閉鎖せざるを得なくなり、深刻な結果を招くだろう」と述べた。

ロイター
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