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米グーグル、検索サービスのAI機能強化 定額課金プランも発表

2025年05月21日(水)09時09分

米アルファベット傘下のグーグルは5月20日、より多くのウェブ検索利用者に人工知能(AI)機能を提供すると発表した。写真はグーグルの研究施設に掲げられたロゴ。13日、カリフォルニア州マウンテンビューで撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)

[マウンテンビュー(米カリフォルニア州)20日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは20日、より多くのウェブ検索利用者に人工知能(AI)機能を提供するとともに、利用の多い人向けに月額249.99ドルのサブスクリプション(定額課金)を開始すると発表した。オープンAIなど新興企業との競争激化に対応する。

カリフォルニア州で開いた年次開発者イベント「I/O」で明らかにした。全米のユーザーは「グーグルサーチ」を「AIモード」に切り替えることが可能になる。3月にテストユーザー向け試験として公開されたこの機能は、複雑な質問に対してコンピューターが生成した回答を提供する。

グーグルは月額249.99ドルの「AIウルトラ・プラン」も発表した。このプランではAIの上限が引き上げられるほか、キー入力やマウスクリックを自動化できるブラウザ拡張機能「プロジェクト・マリナー」や、AIモデル「ジェミニ」のうち複雑なタスクの推論能力を高めたバージョンである「ディープシンク」などの試験的ツールに早期アクセスできる。

同社はユーザーが単純な質問から研究に関する複雑な問題、スマートフォンのカメラに写った画像の分析、イベントチケットの検索などあらゆることを質問できるようになるというビジョンを打ち出した。

ロイター
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