[ニューヨーク 20日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルが弱含んだ。米連邦準備理事会(FRB)当局者による経済に関する慎重な発言が重しとなった。市場では、通貨問題を含む可能性のある日米協議に注目している。

トランプ大統領が減税案に対する共和党内の反対派議員の説得に苦戦していることもドル安圧力となった。UBSのFXストラテジスト、ヴァシリ・セレブリアコフ氏は「基本的な傾向はまだドル売りだ。その傾向は変わっていない」と述べた。

複数のFRB当局者はこの日、トランプ政権の貿易政策が経済に与える影響についての懸念を重ねて表明した。例えば米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、米中貿易摩擦の緩和後も米国の労働市場は弱まり、物価は上昇する可能性が高いとの見方を示した。

午後の取引で、ドル/円は下落し、約2週間ぶりの安値となる144.095円を付けた。終盤は0.2%安の144.495円。

トレーダーの注目を集めているのは、加藤財務相とベセント米財務長官との会談だ。両氏は、カナダで開催される主要7カ国(G7)財務相会合の際に会談する予定。

一方、オーストラリアドルは対米ドルで0.6%安の0.6416米ドルとなった。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は20日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を4.10%から25ベーシスポイント(bp)引き下げ、2年ぶりの低水準となる3.85%とした。

英ポンドは0.2%高の1.3387ドル。

ユーロ/ドルは0.3%上昇し1.1279ドルとなった。スイスフランは強含み、ドルに対し0.6%高の0.8295フランとなった。

ドル/円 NY終値 144.50/144.52

始値 144.59

高値 144.97

安値 144.44

ユーロ/ドル NY終値 1.1282/1.1284

始値 1.1244

高値 1.1285

安値 1.1224

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