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ノルウェー政府系ファンド、第1四半期は400億ドルの損失

2025年04月24日(木)18時27分

4月24日、世界最大級の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金は、第1・四半期に4150億ノルウェークローネ(397億2000万ドル)の損失を記録したと発表した。写真はオスロのノルウェー中銀前で2023年4月撮影(2025年 ロイター/Victoria Klesty)

[オスロ 24日 ロイター] - 世界最大級の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金は24日、第1・四半期に4150億ノルウェークローネ(397億2000万ドル)の損失を記録したと発表した。ハイテクセクターの不振が響いた。

ファンドを運営するノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)のニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)は声明で、「第1・四半期は大きな市場変動の影響を受けた」と指摘した。

ノルウェーの石油・ガス収入を原資とする同ファンドは、世界最大級の投資家で、世界の全上場株式の平均1.5%を保有している。債券、不動産、再生可能エネルギー資産にも投資している。

ファンドのデータによると、2024年末時点で資産の半分以上が米国に投資されており、株式、国債、不動産などに分散投資されていた。

第1・四半期の収益率はマイナス0.6%だったが、ベンチマーク指数を0.16%ポイント上回った。

株式投資のリターンはマイナス1.6%、債券投資はプラス1.6%だった。

第1・四半期末時点の資産構成は株式が70.0%と、24年末の71.4%から低下した。一方、債券は27.7%で同26.6%から上昇した。

ロイター
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