最新記事
トランプ関税

日米が2回目の関税協議、米財務省は「率直かつ建設的」と評価...自動車などの関税引き下げは拒否

2025年5月3日(土)16時44分
日本との2回目の関税協議を評価したベセント米財務長官

米財務省は2日、日本との2回目の関税協議について、「率直かつ建設的な協議を行い、直ちに実務レベルの協議を開始することで合意した」との声明を発表した。1月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

米財務省は2日、日本との2回目の関税協議について、「率直かつ建設的な協議を行い、直ちに実務レベルの協議を開始することで合意した」との声明を発表した。

協議はワシントンで1日、赤沢亮正経済再生相、ベセント財務長官、ラトニック商務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表との間で行われた。

声明は「公正で互恵的な貿易に関する率直かつ建設的な協議で、ベセント長官は赤沢大臣に関税と非関税措置、国家安全保障としての経済安全保障の重要性、その他の懸念事項を強調した」としている。

またベセント氏はXに「日本の迅速かつ前向きな関与に非常に勇気づけられた」と投稿し、さまざまな2国間問題で早期に合意に達することに期待を示した。

グリア氏は日本との協議を歓迎し日米の強固な二国間関係を再確認した。

一方で協議に関する日本の報道はより慎重で、日経新聞(電子版)は2日、米国側が合意に向けた枠組み案を提示したが、自動車、鉄鋼、アルミニウムの関税引き下げに難色を示す内容だったと報じている。

カーネギー倫理国際問題協議会の元シニアフェロー、リチャード・カッツ氏は、米国が自動車・自動車部品、鉄鋼、アルミニウムに対する関税について議論することさえ拒否したことは「かなりアグレッシブな姿勢 」だと指摘。

「日米は相互関税の一時停止が終了する7月までの合意を視野に入れていたが、その見込みは薄くなっている」と述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ニューズウィーク日本版 イラン革命防衛隊
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月24号(3月17日発売)は「イラン革命防衛隊」特集。イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米中古住宅仮契約指数、2月は1.8%上昇 インフレ

ワールド

イスラエル外相、イランとの戦い「すでに勝利」、目標

ワールド

トランプ氏訪中延期、イラン情勢受け 習氏との会談5

ワールド

トランプ氏、NATO消極姿勢を非難 イラン作戦巡り
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 6
    「目のやり場に困る...」グウィネス・パルトロウの「…
  • 7
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    生徒がいない間に...中学教師、教室でしていた「気持…
  • 10
    戦争反対から一変...湾岸諸国が望む「イランの脅威」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中