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原油先物は約1%高、対イラン追加制裁や米原油在庫減少などで

2025年04月23日(水)10時40分

 アジア時間の原油先物価格は1%近く上昇している。イランに対する新たな制裁措置、米原油在庫の減少、トランプ米大統領が連邦準備理事会(FRB)への姿勢を軟化させたことなどが背景。写真は、ロシアのナホトカ港の石油ターミナル付近を航行するコンテナ船。2022年8月撮影(2025年 ロイター/Tatiana Meel)

[ヒューストン 23日 ロイター] - アジア時間の原油先物価格は1%近く上昇している。イランに対する新たな制裁措置、米原油在庫の減少、トランプ米大統領が連邦準備理事会(FRB)への姿勢を軟化させたことなどが背景。

0007GMT(日本時間午前9時7分)時点で、北海ブレント先物 は0.61ドル(0.9%)高の1バレル=68.05ドル、米WTI先物は0.60ドル(0.94%)高の64.27ドル。

米財務省は22日、イラン産の液化石油ガス(LPG)を輸出している実業家のセイド・アサドルラ・エマムジョメ氏と、その企業グループに対して新たな制裁を発動したと発表。同グループが数億ドル相当のイラン産LPGと原油を外国市場へ出荷してきたと指摘した。

一方、米石油協会(API)のデータを引用した市場筋によると、 先週の米原油在庫は約460万バレル減少したという。

トランプ氏は22日、パウエルFRB議長を解任する意向はないと述べる一方、FRBは金利を引き下げるべきだと改めて主張した。先週以来、利下げに応じないパウエル氏への批判を強めていたが、解任の可能性を巡る主張をトーンダウンさせた。また、中国への関税引き下げの可能性も示唆した。

ロイター
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