ニュース速報
ビジネス

午後3時のドルは150円半ば、株高で円じり安

2025年03月26日(水)15時34分

3月26日、 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の150円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 26日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の150円半ばで取引されている。アジア株高や米金利の底堅い動きを支えに、円が全般に弱含む展開となった。

ドルは朝方の安値149円後半からじり高の展開が続き、午後2時過ぎには一時150.62円まで70銭強上昇した。アジア株が軒並み高となったことで円の下げが目立ち、ニュージーランドドルが85円後半から86円半ばへ、カナダドルも104円後半から105円半ばへ買われた。

株高や円安に直接の手掛かりは見当たらなかったものの、市場では米国が黒海における船舶の安全な航行の確保で、ウクライナ、ロシア両国と個別に合意したことが関心を集めた。「まだ流動的な部分は多いが、停戦に向けて交渉が進んでいることは確認できた」(外銀関係者)ことが、リスクオンムードを後押しする一因になったという。

ドル/円に関しては、最近の上昇でテクニカル的に年初来の下落トレンドが一服したことが、短期筋の買いを招いた面もあったとの指摘もある。海外投機筋が過去最大の円買いを積み上げる中で「そろそろ買い場とみている個人は、逆張りの円売りに動いている」(トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏)という。

豪ドルは午前の取引で94円半ばから前半へ一時急落した。2月消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことが響いたが、その後は円の全般的な下げに押される形で95円前半まで一段高となった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 150.46/150.48 1.0785/1.0786 162.29/162.30

午前9時現在 149.92/149.96 1.0787/1.0791 161.77/161.78

NY午後5時 149.91/149.92 1.0791/1.0792 161.76/161.79

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米財務長官、FRBの金利管理システムを批判 「簡素

ワールド

EU、フィンランドに対する財政赤字是正手続き提案を

ワールド

OPECプラス30日会合で生産方針維持か、重点は各

ワールド

トランプ氏、感謝祭の七面鳥を恩赦 バイデン氏らに皮
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    使っていたら変更を! 「使用頻度の高いパスワード」…
  • 10
    トランプの脅威から祖国を守るため、「環境派」の顔…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中