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中国11月CPI、5カ月ぶりの低い伸び PPIも下落

2024年12月09日(月)11時26分

中国国家統計局が9日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.2%上昇し、10月の0.3%から伸びが鈍化した。写真は上海のスーパーマーケット。2015年2月撮影(2024年 ロイター/Aly Song)

[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が9日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、5カ月ぶりの低い伸びを記録し、生産者物価も引き続き下落した。

11月のCPIは前年比0.2%上昇し、10月の0.3%から伸びが鈍化した。エコノミストは伸び率が0.5%に加速すると見込んでいた。

前月比では0.6%下落。10月は0.3%下落、予想は0.4%下落だった。

変動の大きい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は、10月の0.2%から11月は0.3%に加速した。

家計支出は自動車や家電製品関連の補助金に支えられ、ここ数カ月は予想を上回る伸びを見せているが、中国の景気回復にとっては依然として十分ではない。

中国政府は先月、地方政府の債務対策として10兆元(1兆3700億ドル)を投じると発表した。

政府顧問は来年の経済成長目標を4.5─5.5%とすることを中央経済工作会議で提案する見通し。

11月の生産者物価指数(PPI)は前年比2.5%下落。10月は2.9%下落、予想は2.8%下落だった。

ロイター
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