ニュース速報
ビジネス

カナダ中銀、追加利下げ背景に消費の大幅な下振れ懸念=議事要旨

2024年08月08日(木)07時37分

 8月7日、カナダ銀行(中央銀行)が公表した7月24日会合の議事要旨によると、追加利下げの背景に、来年と2026年の個人消費が大幅に下振れるとの懸念があったことが分かった。首都オタワで2009年撮影(2024年 ロイター/Chris Wattie)

[オタワ 7日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)が7日公表した7月24日会合の議事要旨によると、追加利下げの背景に、来年と2026年の個人消費が大幅に下振れるとの懸念があったことが分かった。

この会合では政策金利が2回連続で25ベーシスポイント(bp)引き下げられ、4.5%とすることが決まった。

議事要旨には「住宅ローン更新で金利が上がりそうな世帯の規模を踏まえると、2025年と26年には消費が想定より著しく弱まるリスクがある」との認識が記された。

カナダの大半の住宅ローンは期間が5年。向こう1年で約3000億カナダドル(2184億米ドル)相当の住宅ローンが借り換えられ、適用金利が大幅に切り上がって経済成長の足を引っ張るのではないかと心配されている。

中銀は、利下げが消費をてこ入れできると期待しつつも「多くの家計は依然として相当な債務返済負担に直面するだろう」と警戒感を示した。

議事要旨では、物価上昇率が想定通り減速し続ければ、さらなる利下げが適切になるとの明確な合意が存在することも明らかになった。

足元で金融市場が織り込んでいる中銀が来月の会合で利下げする確率は100%で、先週の60%強から上昇。年内にはあと2回の利下げが想定されている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、イースター停戦に従って行動へ ゼレンス

ビジネス

再送-〔マクロスコープ〕「百貨店売り場」にみる消費

ビジネス

米国株式市場=続伸、中東和平交渉への期待感で

ビジネス

NY外為市場=ドル弱含み、米イラン停戦維持を注視
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 7
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 8
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 9
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中