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米小売り、新学期商戦7月に前倒し アマゾン「プライムデー」意識

2024年07月11日(木)15時36分

Arriana McLymore Siddharth Cavale

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米小売り各社は秋の新学期に向けた商戦を例年より前倒しし、アマゾン・ドット・コムの有料会員向けセール「プライムデー」に先駆けて行う計画。

アマゾンは今年のプライムデーを16─17日に実施する。米ウォルマートやターゲット、中国系電子商取引(EC)大手の「SHEIN(シーイン)」は、アマゾンよりも早くセールを始めることで同社に流れる消費者を取り込もうとしている。

ターゲットは昨年より2日早い8日に新学期商品を30%オフで販売する1週間のセールを開始した。ウォルマートは2日早い9日から11日まで「過去最大のお買い得イベント」を開催する。シーインも昨年より2日早い15日から7週間の新学期商戦を行う。

デロイト・コンサルティングのリテール戦略コンサルタント、ブライアン・マッカーシー氏によると、昨年は7月中に新学期の予算の大半を使い切る家庭が増えたという。

小売各社は年々セール次期を前倒ししている。ウォルマートとアマゾンは昨年、11月のブラックフライデーとクリスマスセールかけての年末商戦を10月末から開始した。

ロイター
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