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IHI、子会社が船舶用エンジンなどで燃費不正 2工場でデータ改ざん

2024年04月24日(水)16時01分

Atsuko Aoyama

[東京 24日 ロイター] - IHIは24日、連結子会社のIHI原動機が船舶用や発電装置用などのエンジンを出荷する際の燃費データで不適切な修正をしていたと発表した。修正があったのは国内2工場で、現時点で各種エンジンの試運転や実際の使用時の安全性に疑義を生じさせる事案は確認されていないという。

2月下旬に、IHI原動機の従業員から顧客に提出する燃費のデータが試運転の記録とは異なる数値に修正されていると申告があり、数値の照合と関係者へのヒアリングを行った。

これまでの調査結果でデータ修正が判明した台数は、船舶用エンジンで4215台、発電装置や鉄道車両など陸上用エンジンで146台。そのうち顧客に提出する仕様書記載の燃費の数値を満たしたのはそれぞれ2169台、134台で、満たさなかったのは2046台、12台だった。

業績への影響は現在精査中で、今後の調査結果を踏まえて影響が見込まれる場合は速やかに公表するとしている。外部有識者を中心に特別調査委員会を設置し、原因究明や再発防止策の策定を進める。

ロイター
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