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米国株式市場=続伸、S&P500とナスダックが22年初以来の高値

2023年12月09日(土)07時17分

米国株式市場は続伸して取引を終えた。11月の米雇用統計が堅調な内容となり、経済のソフトランディング(軟着陸)に対する投資家の楽観的な見方が強まったことを受け、S&P総合500種とナスダック総合は終値ベースで2022年初以来の高値を付けた。(2023年 ロイター//Carlo Allegri)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。11月の米雇用統計が堅調な内容となり、経済のソフトランディング(軟着陸)に対する投資家の楽観的な見方が強まったことを受け、S&P総合500種とナスダック総合は終値ベースで2022年初以来の高値を付けた。

米労働省が朝方発表した11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万9000人増と、市場予想(18万人増)を上回った。失業率は3.7%に低下。労働市場の底堅さが示されたことで、連邦準備理事会(FRB)が来年第1・四半期にも利下げに転じるとの観測は尚早との見方が台頭した。

S&P500の終値は2022年3月以来の高値、ナスダックの終値は22年4月以来の高値となった。

週間では、S&P500は0.2%上昇、ナスダックは0.7%上昇、ダウ工業株30種は横ばいだった。

個別銘柄では、米半導体大手エヌビディアとメタ・プラットフォームズがそれぞれ2%近く上昇した。

グーグルの持ち株会社アルファベットは1.4%下落し、前日の上昇分を吐き出した。

米ハネウェル・インターナショナルは1.6%下落した。米空調大手キヤリア・グローバルのセキュリティー事業を49億5000万ドルで買収すると発表した。キャリアは4%近く上昇した。

S&P500では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.5対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は110億株。直近20営業日の平均と同水準だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 36247.87 +130.49 +0.36 36084.8 36296.2 36061.

2 0 64

前営業日終値 36117.38

ナスダック総合 14403.97 +63.98 +0.45 14279.4 14416.9 14264.

6 2 96

前営業日終値 14339.99

S&P総合500種 4604.37 +18.78 +0.41 4576.20 4609.23 4574.0

6

前営業日終値 4585.59

ダウ輸送株20種 15211.06 -88.23 -0.58

ダウ公共株15種 874.02 -4.30 -0.49

フィラデルフィア半導体 3774.17 +26.63 +0.71

VIX指数 12.35 -0.71 -5.44

S&P一般消費財 1369.43 +5.89 +0.43

S&P素材 513.85 +1.70 +0.33

S&P工業 918.97 +3.03 +0.33

S&P主要消費財 737.75 -4.84 -0.65

S&P金融 598.79 +2.97 +0.50

S&P不動産 236.99 -0.54 -0.23

S&Pエネルギー 623.22 +6.87 +1.12

S&Pヘルスケア 1535.68 +2.76 +0.18

S&P通信サービス 237.50 -0.37 -0.16

S&P情報技術 3302.74 +29.54 +0.90

S&P公益事業 319.56 -0.69 -0.22

NYSE出来高 9.30億株

ロイター
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