仏ルノー、4年で生産コスト半減へ トルコ拠点は拡大

12月7日、仏自動車大手ルノーは、デジタル・人工知能(AI)の活用拡大などにより、今後4年間で生産コスト半減を目指すと明らかにした。写真は同社のロゴ。パリで11月撮影(2023年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[パリ 7日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーは7日、デジタル・人工知能(AI)の活用拡大などにより、今後4年間で生産コスト半減を目指すと明らかにした。
具体的には、2027年までに内燃エンジン車の生産コストを30%、電気自動車(EV)の生産コストを50%削減するという。
開発期間も3年から2年に短縮する方針。
ルノーは、タイヤなどの自動車部品追跡と品質管理向上のため既に300以上のAIアプリを使用しているが、25年までにこれを3000に増やすことを目指すという。
さらに、製造拠点の競争力強化に向け、トルコのブルサにある施設で低価格スポーツ多目的車(SUV)を含む新型4車種の生産に4億ユーロを投資すると表明。同工場を欧州のほか世界各国への輸出拠点にする目標を示した。