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米建設支出、5月は0.9%増 住宅建設の大幅増で市場予想上回る

2023年07月04日(火)00時28分

米商務省が3日発表した5月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.9%増え、伸び率はロイターがまとめた市場予想の0.6%を上回った。売り出されている中古住宅の不足が深刻化しているのを背景に、一戸建て住宅建設が大きく伸びたのが全体を押し上げた。(2023年 ロイター/Rick Wilking)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した5月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.9%増え、伸び率はロイターがまとめた市場予想の0.6%を上回った。売り出されている中古住宅の不足が深刻化しているのを背景に、一戸建て住宅建設が大きく伸びたのが全体を押し上げた。

4月は0.4%増加していた。5月の前年同月比は2.4%増。

民間部門の建設支出が前月より1.1%増え、うち住宅建設が2.2%伸びた。一戸建て住宅建設支出は1.7%増。米連邦準備理事会(FRB)の1980年代以来となる急速な政策金利引き上げで住宅市場は最大の打撃を受けたものの、中古住宅販売戸数の深刻な不足が住宅建設を押し上げている。

一方、集合住宅の建設支出は0.1%減。ガス・油井掘削などの非住宅建設は0.3%減った。

4月の民間部門の建設は0.4%伸びていた。

5月の公共部門の建設支出は0.1%増と、伸び率は4月の0.5%から縮小した。州・地方政府の建設支出は0.4%増えた一方、連邦政府は2.5%減った。

ロイター
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