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中国アント、IPO計画ないと表明 「事業の最適化に集中」

2023年01月09日(月)13時06分

 中国電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループは8日、新規株式公開(IPO)に着手する計画はないと、ロイターへの電子メールでの文書で明らかにした。浙江省杭州市で2020年10月撮影(2023年 ロイター/Aly Song)

[8日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループは8日、新規株式公開(IPO)に着手する計画はないと、ロイターへの電子メールでの文書で明らかにした。

広報担当者は「事業の是正と最適化に注力しており、IPOの計画はない」とした。

アントは7日、創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が経営権を手放すと発表。株主が一連の株式保有調整の実施で合意し、同氏が議決権の大部分を放棄することになった。

中国国内のA株市場に上場するには、経営権の変更後3年たっていることが必要。中国版ナスダックと呼ばれる上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」は2年、香港市場では1年待つことになる。

アントはかつて、370億ドル規模のIPOを予定していたが、2020年11月に土壇場で中止に追い込まれた。

ロイター
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