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クレディ・スイスの新投資銀行、サウジ皇太子など出資意向=米紙

2022年12月05日(月)14時19分

 12月4日、経営立て直し中のスイス金融大手クレディ・スイスが投資銀行部門再編の一環としてニューヨークに新投資銀行を設立し、往年の名門ファーストボストンに由来する「CSファーストボストン(CSFB)」の名前を再び付ける計画を巡り、サウジアラビアのムハンマド皇太子や、元英バークレイズ銀行の最高経営責任者(CEO)率いる米プライベートエクイティ(PE)などが出資の意向を示している。写真はクレディ・スイスのロゴ。スイスのベルンで11月撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[4日 ロイター] - 経営立て直し中のスイス金融大手クレディ・スイスが投資銀行部門再編の一環としてニューヨークに新投資銀行を設立し、往年の名門ファーストボストンに由来する「CSファーストボストン(CSFB)」の名前を再び付ける計画を巡り、サウジアラビアのムハンマド皇太子や、元英バークレイズ銀行の最高経営責任者(CEO)率いる米プライベートエクイティ(PE)などが出資の意向を示している。こうした出資額は総額10億ドル以上になる可能性がある。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが4日、消息筋の話として報じた。

同紙によると、ムハンマド皇太子は約5億ドルの出資を検討中。サウジ側はまだ正式には提案していないという。

米PEはアトラス・マーチャント・キャピタルで、ボブ・ダイアモンド元バークレイズ最高経営責任者(CEO)が率いる。他の米投資家も名を連ねる可能性があるという。

クレディ・スイスは10月に経営再建計画を発表し、過去に合併したファーストボストンの名前を復活させて新投資銀行を設立するとしていた。

サウジ政府傘下のサウジナショナル銀行は既に、クレディ・スイスに最大15億ユーロ(16億ドル)を出資し、同社に対する持ち株比率が9.9%になると表明。独立した投資銀行となる見込みのCSFBへの出資の可能性にも言及していた。

ロイター
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