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ボルボ・カー、年間販売は良くて横ばい見通し 供給網改善でも

2022年07月20日(水)15時23分

 7月20日、スウェーデンのボルボ・カー が発表した第2・四半期決算は増益となった。写真は同社のロゴ。2020年9月、北京国際モーターショーで撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter)

[ストックホルム 20日 ロイター] - スウェーデンのボルボ・カー が20日発表した第2・四半期決算は増益となった。ただ、年間納入台数は前年から横ばいか下回るとの見通しを示した。

同期の営業利益は108億スウェーデンクローナ(10億6000万ドル)で、前年同期の48億クローナから増えた。スウェーデンの高級電気自動車(EV)メーカー、ポールスターの上場による会計上の押し上げ効果があった。

中核事業の営業利益は46億クローナに達した。同社は中国の浙江吉利控股集団の傘下企業。

世界的な半導体不足をはじめとする供給網の問題で過去数四半期は生産や販売が圧迫されていたが、同社は供給網の安定化に向け「大きく改善している」と説明。

正常化が継続する前提で、今後数カ月に生産が徐々に増えるとの見通しを示した。この結果、年間の出荷台数は昨年を上回るとみられるが、生産と顧客への納入には時差があるため、足元の改善が年内の販売台数の増加につながるとは見込んでいないとした。

ロイター
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