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伊部品メーカー、欠陥部品4000個をボーイングに納入=検察
米ボーイングの中型機787(ドリームライナー)に製造上の問題が見つかったことを巡り、イタリアの検察当局は同国の部品メーカーが基準に満たない部品4000個以上を2016─21年にボーイング向けに製造していたとする暫定報告書をまとめた。写真はボーイングのロゴ。ブラジルのサンパウロで2018年8月撮影(2021年 ロイター/Paulo Whitaker)
[ミラノ 21日 ロイター] - 米ボーイングの中型機787(ドリームライナー)に製造上の問題が見つかったことを巡り、イタリアの検察当局は同国の部品メーカーが基準に満たない部品4000個以上を2016─21年にボーイング向けに製造していたとする暫定報告書をまとめた。
この部品メーカーはマニュファクチャリング・プロセス・スペシフィケーション(MPS)。MPSもしくはその前身で経営破綻したProcessi Specialiが欠陥のあるチタン製部品を製造し、35機の787に取り付けられたという。
MPSはボーイングの貨物機767向けの部品も製造していた。767は米空軍の空中給油機のベースとしても使われている。
ボーイングの広報担当は「現在調査中だが、運航の安全性に直ちに影響するものではない」とコメントしている。