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米テスラのマスク氏、ロシアでの工場開設「検討」

2021年05月24日(月)13時16分

5月21日、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はロシアに拠点をつくる構想に近づいていると表明し、工場を開設できるかどうか検討していると述べた。写真はテスラのロゴ。ニューヨークで5日撮影(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[モスクワ 21日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は21日、ロシアに拠点をつくる構想に近づいていると表明し、工場を開設できるかどうか検討していると述べた。ロシアでのイベントにビデオで参加した。

マスク氏は、テスラには既に中国と米国で生産拠点があるが、世界の他の部分でも工場を始めることを考えているとした。

ロシア産業貿易省はソーシャルメディアに英語で投稿し、「マスク氏がロシア工場建設を検討していることを知って、うれしく思っている」と表明。OEM(相手先ブランドによる生産)に対する国家補助策もロシアにはたくさんあるとし、「われわれに会いに来てほしい。(この件について)話し合おう」とした。

ロシアでは小規模な民間自動車メーカーのゼッタがEVを設計しており、今年生産を始める計画。同国の自動車業界では現状で成功したEVプロジェクトはなく、アナリストたちは充電インフラの不備を主な理由に、近い将来も成功の見込みは少ないとみている。

ロイター
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