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ユーロ圏の銀行、第2四半期に融資需要が増加と予想=ECB調査
2018年04月24日(火)18時40分
[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が24日発表した四半期調査で、ユーロ圏の銀行は第2・四半期に法人向け融資や個人向け融資、住宅ローンの需要が拡大すると見込んでいるほか、融資基準も緩和されると予想していることが分かった。
ECBは過去3年間、インフレ押し上げを目標に、借り入れや支出の刺激となることを期待して数兆ユーロ相当の国債や社債を購入し、借り入れコストを低く抑えてきた。
量的緩和の効果は期待よりゆっくりとしか表れていないが、家計も企業の借り入れも金融危機後の最高水準に近く、ユーロ圏経済は20四半期連続で成長している。
調査によると、第1・四半期はあらゆる種類の融資に対する需要が増加した。融資基準も企業・個人向け、住宅ローン向けすべてが緩和された。
ECBは企業向け融資について「競争圧力とリスク認識が融資基準緩和の主因となったほか、リスク許容度もやや影響した」と説明した。
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