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外国政府などがトランプホテルでイベント、監視団体「利益相反」
1月16日、非営利監視団体「パブリック・シチズン」が公表した調査リポートによると、トランプ米大統領の就任1年目に同氏に関連するホテルなどでイベントを開いた貿易団体、外国政府、共和党候補者などが64に上ることが分かった。写真はワシントンで昨年6月撮影(2018年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 16日 ロイター] - 非営利監視団体「パブリック・シチズン」が16日公表した調査リポートによると、トランプ米大統領の就任1年目に同氏に関連するホテルなどでイベントを開いた貿易団体、外国政府、共和党候補者などが64に上ることが分かった。
パブリック・シチズンは、トランプ氏が連邦政府を指揮する立場にあり、自身が所有したり名前を冠した施設を手放していないことから、「かつてない利益相反だ」としている。
トランプ氏は大統領就任直前に、自身が手掛けるビジネスを息子らに任せ、資産を信託機関に移管すると表明したが、政府機関や民間監視団体の多くは対応が不十分だとしている。
リポートによると、ワシントンのトランプ・インターナショナル・ホテルでイベントを開催した海外政府は、クウェート、マレーシア、サウジアラビア、トルコの4カ国。同施設はホワイトハウスから数ブロック離れた場所にあり、64団体のうち半数がこのホテルを利用していた。